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東大受験〜前期試験2日目〜
◆travelerの高校時代〜前期試験2日目〜
二日目の朝が明ける。一日目の結果はいまいちだったが、切り替えて二日目に挑むことにする。
二日目は鬼門の英語と期待の理科がある。まずは勝負の英語である。 ここで大きく崩れずに踏ん張って、最後の勝負どころ理科に挑みたいところ。
英語
最初の山場、リスニング問題の前に、一問目の要約に取り組む。これは例年通りの出題だったが、指定文字数が予想してたより、 さらに短くなっていた。解答にはかなり不満であったが、時間の兼ね合い上、仕方なく次に進む。
段落整除問題は、記号で答えを選択する形式なので、時間がかかる割りに、間違っていたら全く得点にならないので、 予定通りこの問題を捨てることにした。段落整除を飛ばし、文法っぽい問題を軽くこなす。
続いて、英語で一番当てにしてたリスニングに取り組む。ここは時間を掛けても良いと思い、少し早めに問題に目を通しておく。 万全の状態でリスニングに取り組んだのだが！！
試験とは無常なもので英語が聞き取れない。。。焦る。対策してきたんだけどなぁ…
さらに、英語で要約を書く形式の英作文の問題(新傾向）が出題されて、焦りはピークに。
なんとか、英作を書き苦手の文章題へ。東大の文章題は小説みたいな文章が出題されることが多く、得点は厳しいと踏んでいた。 しかし、予定外にリスニングができなかったので、ここは手堅く得点する必要が出てきた。ちょっと無理かもと弱気になる。
が、読みにくいながらも、問題を解くことに成功する。少し気を良くしたtravelerは時間が余ったので、捨てたはずの段落整除 に腰を入れて取り組む。模試などで、掛けた時間と正答率が比例しないと、常々文句を言っていた段落整除だったが、この日は違った。 神様は見ていてくれたのだろうか？などと、宗教じみたことを考える。まぁ、それはともかく段落整除を無事解き終える。
予定とは全く違った結果となったが、点数的には予想に近い出来となったので、よしとすることにした。
昼食には昨日より多くの同級生が集合した。ここは本当に東大で、今受験中？？と思うくらい、緊張感のない昼休みを過ごせた。
そして、泣いても笑っても最後の試験が始まった。。。
理科
これまでの国語・数学・英語は色々あったが、totalでは想定の範囲内で進んでいると考えていた。 つまり勝負は理科であった。そこで当初の作戦通り、物理を捨て気味に得意の化学で全完を目指すことにした。
化学は例年、理論、無機（＋理論）、有機が出題され、順に80％、90％、100％程度自信があった。まずは、 化学では鬼門になりかねない理論化学に取り組んだ。幸運なことに予期に反して、すんなり解けた。よし、これで上手くいく！ と思ったのだったが。
試験は本当に何があるか分からない。得意のはずの、無機・有機で毛色の変わった問題が出題された。 化学は採点に確信が持てると思っていたのだが、そうはいかない感じになってしまった。一応解答は出来たのだが答えに確信はなかった。 んん〜。最後に来てまたかぁ。。と弱気になる。
しかしながら、予想外というのはいい意味でも悪い意味でも訪れるもので、化学は不安な解答と引き換えに 大量の時間をプレゼントしてくれた。そこで、物理に力を入れることにした。
いつからかすこしばかり苦手意識があった力学の問題であったが、予想に反して一問目の力学の問題をほぼ完答する。 意外な流れは、そのまま続き、あまり好きではなかった、音、波の問題もすらすらと解ける。試験中であったが物理の面白さに触れ、 なんだか物理の力がついていく感じがした。ここでも全くの予定外ではあったが、無事試験が終了した。
travelerの前期試験は完璧に予定外っだったけど、完璧に予定通りでした(笑）。本当にそんな感じの試験でした。
しかし予定外に悪いことが起きたことの印象が強く、帰りの電車では落ちたかもな〜っと思いながら帰宅しました。
実家に帰り自己採点した結果、数学40点、国語60点、英語60点、化学40点、物理40点の240点でした。 得意の数学・化学に裏切られ、苦手の国語・物理に助けられた感じでした。
そして合格発表まで気が気でない日々を送りました。。。
約1週間が過ぎ、合格発表当日。。。
強気の父に促され、上京し合格発表を見に行くことになったtraveler。こっちは気が気でなく昼飯も喉を通りません。
そして本郷での合格発表。。掲示板のはじにポツンとtravelerの番号があるではないですか☆☆気がつけばtravelerは宙を待っていましたとさ。
発表された合格点は310点ということで、念願の東大生になったわけであります。
これがtravelerの東大受験体験記です。
試験は何があるか分からないと感じました。苦手と思ってる教科でも積み重ねてきたものが出ます。 travelerはそれで救われました。苦手な教科もそして得意教科も、コツコツ、集中して勉強するべきですね。
最後になりましたが、この体験記が読んでくださっている受験生のみんなの参考になれば幸いです。
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